尺八の説明

尺八とは?


まず尺八とはどのような楽器か?
種類としてはエアリード楽器という分類です。フルートやケーナと同じ分類になります。
竹(種類は真竹)で作られており、根の部分から七節となっています。
一般的に指孔は表に四つ、裏に一つの五孔です。(楽器によっては七孔や九孔もあります)
写真のように下から一孔〜四孔、裏が五孔と数えます。
上部の息を当てる部分が歌口(うたくち)といい、水牛の角を使うのが一般的です。
歌口の形状は流派によって異なり、角形が琴古流、丸形が都山流です。どちらも機能的には差はありません。
携帯に便利なように、中心部分の中継ぎ部分で二つに分離できるようになっています。




尺八の種類

「尺八」の由来は代表的な長さが一尺八寸(約54cm)からきています。
他にも一尺一寸から二尺四寸、長いものでは三尺を越えるものもあります。
尺八の世界では大雑把に「一寸半音」という言葉があり、一寸長さが違うと半音変わるということです。(厳密には違いますが)
一番良く使われる一尺八寸管は、筒音(全ての指孔を塞いだ時に出る音)がD。一尺七寸だとD#、一尺九寸だとC#といった具合です。
曲の調性や音域で使い分けます。

尺八の奏法

尺八が出せる音域は大体2オクターブ半ですが、5つの指孔の開閉だけで出せる音は限られます。
そこで指孔を半開させたり、メリ・カリという奏法を使います。
メリ・カリとは歌口と唇の距離を変えることによって音程を上下させる奏法です。
これは楽器と触れている部分(下唇の下の部分)を支点に、顎を沈める(メリ)、反対に顎を浮かす(カリ)動作をします。
この応用で顎を上下させる事でビブラートをかけたりもできます。「首振り三年」という言葉はここから来ています。
尺八の楽譜についての解説は「尺八の楽譜解説」にて。